Column

【失敗しない】専門店のプロが教えるパリパリりんご飴の作り方│専門店直伝3つのコツ

専門店が教えるりんご飴の作り方

お祭りの屋台で見かける、あの真っ赤で艶やかなりんご飴。

近年では専門店も登場し、その人気はますます高まっています。

「あのパリパリ食感を家で再現したい!」

そう思って、YouTubeやレシピサイトを参考にして挑戦したのに

  • なぜか白く濁って固まってしまった…
  • 飴が歯にくっついて美味しくない…
  • 飴がベタベタになってしまった

そんな悔しい経験はありませんか?

ご安心ください。

この記事では、りんご飴の専門店「フルーツ飴STAND amenone」が、ご家庭で誰でも専門店の味を再現できる、“絶対に失敗しない”本格パリパリりんご飴の作り方を、プロの視点から惜しみなく伝授します。

この記事を読めば、もう失敗しません。

感動のりんご飴作りを始めましょう!

りんご飴作りを成功させる!専門店が守る「3つのコツ」

できたてのりんご飴が並ぶ

本格的なレシピの前に、私たちが最も大切にしている失敗しない「3つのコツ」をお伝えします。

これさえ守れば、仕上がりが劇的に変わることをお約束します。

1,水分は天敵!「完全乾燥」が土台: 飴がパリパリにならない最大の原因は水分です。下準備が成功の土台です。

2,飴の「温度」こそが命: パリパリ食感は、正確な温度管理によってのみ生まれます。

3,究極の味は「冷却」で決まる: 最後のひと手間が、プロとアマチュアの仕上がりを分ける重要なポイントです。

【プロのレシピ】本格りんご飴の作り方(りんご3個分)

りんご飴を作るのに必要なもの

材料

  • りんご …………………… 3個
  • グラニュー糖 …………… 200g
  • 水 ………………………… 60ml
  • 食紅(赤) ……………… 少量(爪楊枝の先に少し付く程度でOK)

Point: 食紅はなしでもOK。お好みで調整してください。

道具

  • 小さめの鍋(大きい鍋は×)
  • クッキング温度計(160℃まで測れるもの。100円ショップのガラス製のもので十分です。)
  • 割り箸
  • クッキングシート

 

【最重要】温度計は必ず必要です。「飴の色や見た目」「水の中に入れて飴が固まるか」等では、プロでも正確な温度は分かりません。150℃以上を測れないと、パリパリのりんご飴は作れないため、必ず用意してください。(100円ショップの調理用でも問題ありません)

作り方の手順

Step 1:りんごの準備 – パリパリ食感の土台作り

1,りんごの品種を選ぶ… プロがおすすめするのは、「サンふじ」や「つがる」、「シナノゴールド」など、果肉が硬く、甘みと酸味のある品種です。飴の甘さと、りんごの爽やかな酸味のコントラストが飴とよく合います。

2,りんごを洗い、”完全”に乾燥させる… りんごをよく洗い、キッチンペーパーで水気を徹底的に拭き取ります。ここで水分が1滴でも残っていると、飴がパリパリになりません。拭いた後、最低でも2時間以上は自然乾燥させるのがおすすめです。

3,串を刺す… 割り箸を、りんごのヘタの中心から芯に沿って、ぐらつかないように半分くらいまで、まっすぐ刺し込みます。

Point

  • 割り箸が貫通すると、果汁が出てきてパリパリにならないので注意してください。
  • りんごをカットしてから飴付けをすると固まりづらく、パリパリになりません。必ず丸のままの状態で飴付けしましょう。
りんごに串を刺す

 

Step 2:飴作り – 最も重要な温度管理

1,鍋にグラニュー糖、水、食紅を入れて混ぜ合わせます。

2,鍋を中火にかけ、クッキング温度計をセットします。

3,【絶対にやってはいけないこと】火をつけてから140℃になるまで絶対に混ぜないでください。 混ぜると砂糖が再結晶化し、透明な飴にならず白く濁ってしまいます。もし砂糖が溶け残っていても混ぜてはだめです。我慢しましょう。140℃を超えたら少しだけ混ぜる程度でOKです。

4,ひたすら待ち、温度が 150℃~160℃ になるのを目指します。ここが運命の分かれ道。温度が低いと、冷めてもベタベタの飴になってしまいます。必ず150℃以上にしてください。

Point: 140℃を超えると一気に温度が上昇します。目を離さず、温度計をしっかり見守ってください。

温度計は必ず必要

 

Step 3:飴づけ – スピードと正確さが勝負

1,目標温度に達したら、すぐに火を止めます。

2,鍋を傾けて飴を片側に寄せます。

3,りんごを素早くくぐらせて全体に絡めます。回すのは1〜2回転まで。

4,余分な飴を少し垂らしてから、クッキングシートを敷いたバットなどの上に置きます。

Point: 時間をかけると飴が固まったり、厚塗りになって食感が悪くなります。手早く、薄く均一にコーティングするのがコツです。

りんご飴は手早く作る

 

Step 4:冷却 – 究極のパリパリ食感へ

1,まずは常温で5分~10分ほど置き、粗熱を取ります。

2,【プロの仕上げ】 粗熱が取れたら、必ず冷蔵庫で1時間以上、しっかりと冷やしください。 この工程で、りんごの甘みも増して一層美味しく感じられます。

りんご飴は冷蔵庫でよく冷やす

パリパリりんご飴を上手にカットするコツ

丸かじりも最高ですが、カットするととても食べやすくなります。

カットする際はりんごの芯に沿って、食べやすい大きさにカットしてください。

 

りんご飴のカットのやり方

 

【初心者必見】りんご飴作りのよくある失敗Q&A

Q. 飴が白くザラザラに固まってしまいました…

A. 煮詰めている最中に混ぜてしまったことが原因です(結晶化)。

次回は絶対に混ぜず、じっと我慢して温度が上がるのを待ちましょう。

Q. パリパリにならず、歯にくっつくベタベタの飴になります…

A. 原因は「温度不足」か「水分」です。 飴の温度が150℃に達していなかったか、りんごの表面に水分が残っていた証拠です。クッキング温度計で正確に測ることと、りんごを完全に乾燥させることを徹底してください。

最高のりんご飴は、作れましたか?

いかがでしたか?

きっと、今あなたの目の前には、宝石のように艶やかで、一口かじれば「パリッ!」と軽快な音が響く、本格りんご飴が出来上がっているはずです。

もし、その美味しさ、その感動をさらに超える”本物のプロの味”があるとしたら…味わってみたくありませんか?

お店では、りんご飴だけではなく、その時期に最も美味しい旬の果物だけを厳選し、職人がその日の温度や湿度に合わせて一瞬のタイミングで作り上げた、最高のフルーツ飴をご用意しています。

「パリッ」という音の先にある、みずみずしい果実の味わいは、きっと今日感じた感動をさらに超えるはずです。

 

フルーツ飴STAND amenone アメノネ

👉店舗情報・アクセス

👉季節のメニューはこちらから

京都・鎌倉へお越しの際は、ぜひお店で「旬のフルーツ」と「こだわりの飴」から作られる感動を体験してください。

あなたのフルーツ飴の常識を変えるはずです。

 

フルーツ飴STAND amenone(アメノネ)店舗情報

京都

フルーツ飴専門店アメノネ 京都店
店舗情報フルーツ飴STAND amenone(アメノネ)京都店
住所京都府京都市中京区寺町通六角下る式部町247
アクセス阪急京都線「京都河原町駅」9番出口より徒歩約5分
京阪本線「三条駅」6番出口より徒歩約8分
※お店は、四条通から寺町通を少し北へ上がった場所にあります。錦市場のすぐ近くです。
営業時間11:00~20:00
定休日無し
公式サイト フルーツ飴STAND amenone -アメノネ- 京都店

鎌倉

フルーツ飴専門店アメノネ 鎌倉店
店舗情報フルーツ飴STAND amenone(アメノネ)鎌倉店
住所神奈川県鎌倉市雪ノ下1-9-26
アクセス鎌倉駅から徒歩7分
※鶴岡八幡宮すぐ、小町通りからも近い若宮大路沿いにあります。
営業時間10:00~18:00
定休日無し
公式サイト フルーツ飴STAND amenone -アメノネ- 鎌倉店

オンラインショップ(りんご飴の通販)

フルーツ飴STAND amenone オンラインショップ
発送: 通常、ご注文の翌営業日に発送しております。
お休み: 発送業務は土日祝はお休みをいただいております。
フルーツ飴STAND amenone りんご飴の通販ページへ